きょう9月16日は敬老の日です。鹿児島市の写真館では、お年寄りを対象にした無料撮影会が開かれました。
(記者)「プロのカメラマンによる撮影が始まりました。少し緊張した表情です」
16日、鹿児島市の写真館で、敬老の日にあわせて開かれた無料写真撮影会。今年で13回目を迎えるイベントで、抽選で選ばれた72歳から102歳までの28人が参加しました。
鹿児島市の前田ヨシ子さん、94歳。お気に入りの白と黒のモノトーンの洋服を着て、初めて参加しました。
(前田ヨシ子さん)「恥ずかしい」「にっこり笑って撮れたらいいね」
慣れないカメラを前に、先ほどまでの笑顔は…。撮影後にはホッとした表情を見せていました。
(前田ヨシ子さん)「写真ばかり撮られて大変」
鶴田康夫さん(78)は、妻の幾久子さん(76)と夫婦で参加しました。
(スタジオメディア 中島一彦さん)「2人ともいい笑顔だと思う、OK!長生きせんといかんですからね」
(鶴田幾久子さん)「お守りに」
こちらの女性は、今回の撮影会参加者で最年長の遠矢ハルエさん、102歳です。長寿のお祝いに家族が応募しました。髪の毛を整え、いよいよ撮影です。
(スタジオメディア 中島一彦さん)「ちょっと頭だけ下げようか、そうそう」
(遠矢ハルエさん)「うれしい。思いのほか、長生きして。孫がいっぱいるので、みんなに見せたい」
(スタジオメディア 中島一彦さん)「未来の家族に自分の姿を残してあげたい。いい写真が撮れたと言われれば一番いい」
思い出に残る一枚を。緊張しながらも、スタジオは笑顔に包まれていました。