果実などを腐らせる害虫のミカンコミバエが鹿児島県の枕崎市で今年度初めて確認されました。県本土では3年ぶりの確認です。
ミカンコミバエは体長7ミリほどのハエの一種で、幼虫が果実を食い荒らすと、果実が腐敗する被害が出ます。
県によりますと、枕崎市千代田町に設置した調査用のわなに今月17日、オスの成虫1匹がかかっているのが見つかりました。
県本土で確認されたのは3年ぶりで、これで県内では今年度奄美市や瀬戸内町など7つの市町村で合わせて10匹が確認されました。
県は確認された場所から半径2キロで果実を採取し、幼虫がいないかどうかを確認するとともに、わなを増設するなど対応しています。