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肥薩おれんじ鉄道脱線事故 25日夜から事故調査委の調査続く 運休影響も 鹿児島

MBC南日本放送 2024年9月25日 19時5分

肥薩おれんじ鉄道の24日の脱線事故を受け、国の運輸安全委員会が25日、現地調査を行いました。運休が続いている出水と川内の間は26日の始発から運転を再開する見込みです。

肥薩おれんじ鉄道などによりますと、24日、午前11時半ごろ、出水市の野田郷駅ホーム手前で、新八代発・川内行きの1両編成の列車が脱線しました。乗客・乗員あわせて12人にけがはありませんでした。

事故を受け、24日夜、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が現地に入りました。

25日は関係者から事故の概要を聞き取りした後、脱線した車両やレールを調査しました。列車は、前方の車輪が脱線していて、ホームに進入しようとしていたところ、運転士が異音に気付き、非常ブレーキをかけて停車させたということです。

(肥薩おれんじ鉄道 古森美津代社長)「重大な事故が発生しておりますので、確認作業、点検作業を優先して再開につなげたいと考えている」

脱線した車両は正午過ぎにレールに戻され、野田郷駅に到着しました。今後、出水駅まで移動させ調査が続けられるということです。

(鉄道事故調査官)「脱線した車輪の下にある痕跡を新たに拾うことができた。今後、分析することになるので、何が直接の原因かわからない」

出水と川内の間は25日も始発から運休したほか、線路を使っているJR貨物も運休し物流にも影響が出ました。

(利用客)「ここまで復旧に時間がかかるとは思わなかった」

肥薩おれんじ鉄道は26日始発から運転を再開する見込みです。

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