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新たな総合体育館入札不調に 2グループが参加表明も辞退 費用面で不成立か 鹿児島

MBC南日本放送 2024年9月27日 19時53分

県がドルフィンポート跡地に整備を計画している新たな総合体育館です。県は、施設の整備や運営を担う事業者を公募していましたが、予定していた入札者が辞退し、成立しませんでした。

(塩田知事)「結果は残念」

県は鹿児島市のドルフィンポート跡地に2029年7月の供用開始を目指し、新たな総合体育館=スポーツ・コンベンションセンターの整備を計画しています。整備には民間事業者に設計・建設・運営までを委託するPFI方式を採用していて、事業費は313億円を予定しています。

5月以降、2つの事業グループが入札の参加を表明していましたが、先月、いずれからも辞退の申し出があったということです。

県は入札に至らなかった原因として、「人手不足による人件費の高騰などが考えられる」としています。県は今後、事業者とのヒアリングを通して、予定価格の増額や運営方法の見直しなどを含めて検討していくとしています。

(塩田知事)「(これまで)県・全国大会を開催するために必要最小限の規模で検討してきた。縮小もなかなか難しいと思うが、事業者から意見を伺いながら検討したい」

入札が成立しなかった影響で、県は、供用開始の時期についても、「明確に見通せない」としています。

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