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県警不祥事 百条委員会設置せず 鹿児島県議会

MBC南日本放送 2024年10月9日 15時5分

鹿児島県警の不祥事をめぐり、県議会に出されていた百条委員会の設置を求める決議案が9日の最終本会議で否決され、百条委員会は設置されないことになりました。

県警の不祥事を巡っては、県議会第二会派の県民連合が「不祥事が相次いだ要因や再発防止策を調査する必要がある」とし、強い調査権限を持つ百条委員会の設置を求める決議案を提出しました。

9日の県議会最終本会議では、決議案が出された百条委員会の設置について、賛成、反対それぞれの立場から意見が述べられました。

(決議案に賛成 県民連合・柳誠子県議)「県議会の動向を多くの県民、国民が注視している。県警への信頼を取り戻すためには、議会として最大限の努力をすべき。それが県民への説明責任を果たすことになる」

(決議案に反対 自民党・鶴薗真佐彦県議)「本部長が繰り返し隠ぺいの指示はしていないと発言していること。警察庁の特別監察、県公安委員会による本部長の隠ぺい指示はなかったという発表。百条委員会の設置はなじまない」

議長を除く50人が投票で採決を行い、決議案は反対が多数で否決されました。これにより、百条委員会は設置されないことになりました。

また、9日の本会議では、鹿児島港本港区で県が所有する住吉町15番街区を観光拠点とし、宴会場などのバンケット機能を備えたホテル敷地としての活用を求める陳情が採択されました。

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