鹿児島県南さつま市の義務教育学校・金峰学園で、子どもたちが地域に古くから伝わる踊りを学んでいます。
金峰学園では、郷土の歴史を学ぶ授業=「金峰学」を行っています。
いま5年生54人が、400年前から受け継がれている「花瀬棒踊り」を学んでいます。五穀豊穣を願う踊りで、10日の授業では保存会のメンバー4人が歴史を説明したあと、踊りを披露しました。
そして、子どもたちは実際に踊りで使う長さ1メートルあまりの棒を持って、練習しました。保存会のメンバーから指導を受け、少しずつ踊れるようになりました。
(児童)「難しかったけど楽しかった。棒踊りのことを知りたいなと思った。400年築いてきたものなので、僕たちが受け継いでいこうかなと思う」
(児童)「しっかり仕上げて、地域の人にこれが金峰の棒踊りだと教えてあげたい」
(保存会 米丸祥太郎会長)「授業とコラボレーションしながら伝統を受け継いでいくのが見えた。そういった形で継承していければ」
子どもたちは練習を重ねて、来月、学校で開かれる「金峰学園フェスタ」で踊りを披露するということです。