Infoseek 楽天

紫金山・アトラス彗星見ごろ 夕方・日没直後・西の空がポイント 見つけ方と撮影のコツ

MBC南日本放送 2024年10月11日 11時17分

全国的に天気に恵まれる3連休、天体観測はいかがでしょうか?

『紫金山・アトラス彗星』は、新しく発見された彗星

『紫金山・アトラス彗星』は、2023年1月に発見された新しい彗星で、天文ファンでなければ、ご存じでない方も多いと思います。12日(土)~15日(火)が観測のチャンスですが、この惑星は、このあと太陽系から外に出ていく軌道を取ると考えられるため、このチャンスを逃すと二度と見ることができないと考えられています。

10月16日以降も見られますが、彗星は暗くなるため、この3連休が条件的に良い状況です。

『紫金山・アトラス彗星』の写真

9月末~10月はじめ、明け方に東の空に見えた『紫金山・アトラス彗星』の写真をMBCスクープ投稿に多数お送りいただきましたので、一部を紹介します。

9月27日鹿児島県薩摩川内市にて(橋口隆さん撮影)

9月30日鹿児島県薩摩川内市にて(西健一郎さん撮影)

10月1日鹿児島市にて(MBC気象予報士 亀田晃一 撮影)

9月27日鹿児島市にて(西健一郎さん撮影)

9月30日鹿児島県出水市にて(小林清道さん撮影)

9月27日鹿児島市にて(市來平和さん撮影)

10月1日鹿児島市にて、下に見える建物は鹿児島県庁(MBC気象予報士 亀田晃一 撮影)

9月27日鹿児島県薩摩川内市にて(橋口隆さん撮影)

10月1日鹿児島県薩摩川内市にて(西健一郎さん撮影)

紫金山・アトラス彗星を見よう 写真に撮ろう

見える時間帯・方角!

➩12日(土)~15日(月)の、日が暮れてすぐ西の空です。特に明るい星『金星(宵の明星)』が見えますので、そのすぐ近く(右側)に『紫金山・アトラス彗星』はあります。

※イメージ図です。実際はかなり小さいです。

彗星の明るさは1.5等~3等!

➩日没直後の西の低い空は、薄明かりが残ったり、霞がかったりと肉眼での観測はかなり難しいと思われます。望遠鏡や双眼鏡を使うと見える可能性が高くなります。

写真に撮って確認しよう!

➩肉眼で見えなくても、『写真で撮るとバッチリ写っていた』という方が多くいらっしゃいました。上の図に示してある、金星の右側を狙いましょう。露出時間を短めに設定して(4秒目安。長い時間露光すると尾が消えてしまう)根気強く、連続撮影してみて下さい。

この記事の関連ニュース