国内最大のツルの越冬地・出水平野に冬の訪れを告げる第一陣が飛来しました。
県ツル保護会によりますと、18日午後3時45分ごろ、出水平野東干拓の田んぼにナベヅル7羽、クロヅル1羽、カナダヅル1羽が降り立ったのが確認されました。去年より1日遅い初飛来です。
出水平野で昨年度確認されたおよそ1万3000羽のうち、クロヅルは8羽、カナダヅルは6羽だったということで、初飛来で確認されるのは非常に珍しいということです。
県ツル保護会では、鳥インフルエンザ対策として、消毒ポイントを2か所設け、車の消毒の徹底を呼びかけていくことにしています。
(県ツル保護会 桑野大輔さん)「(ツルが)出水にきてくれるということで、英気を養ってほしい。楽しみに見に来てください」
ツルは来年2月ごろまで出水平野で越冬し、シベリアや中国へ帰っていきます。