鹿児島県肝付町付近で21日午後、1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降り、気象台は記録的短時間大雨情報を発表しました。土砂災害に厳重な警戒が必要です。
地面に音を立てたたきつける雨。気象台によりますと、肝付町付近ではレーダーによる解析で、午後2時10分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象台は肝付町に記録的短時間大雨情報を発表しました。
県内は21日、高気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大隅地方を中心に発達した雨雲がかかり続けています。肝付町内之浦では、降り始めからの総雨量が264.5ミリとなり、平年10月ひと月分の雨量の1.4倍に達しています。
現在、土砂災害警戒情報が肝付町に、大雨や洪水の警報が肝付町、錦江町、鹿屋市、南大隅町に発表されています。
大隅地方では21日夜遅くにかけて1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。