鹿児島県内に住む未成年の女性をわいせつ目的で誘拐した罪などに問われている男の初公判が21日、鹿児島地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。
わいせつ誘拐と不同意性交等の罪に問われているのは、神戸市の無職・遠藤至恩被告(23)です。
起訴状などによりますと、遠藤被告は今年8月、SNSで知り合った鹿児島県内に住む10代の女性を兵庫県内で誘拐し、わいせつな行為をしたとされています。
21日の初公判で、遠藤被告は起訴内容を認めました。
検察は「自己の性的欲求を満たすための極めて身勝手な犯行。被害女性は心身ともに未熟な成長期にあり、今後の成長に影響する」と指摘し、懲役5年を求刑しました。
一方、弁護側は「「家出をしたい」という被害女性の発言をきっかけに、兵庫県の被告の家まで来るよう誘った。被告は反省していて更生の意志があり、寛大な判決を求めたい」と述べました。
判決は、来月28日に言い渡されます。