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衆院選争点企画「政治とカネ」候補者12人の主張(1)

MBC南日本放送 2024年10月23日 19時40分

ニューズナウでは、今回の選挙の争点と立候補者の訴えをお伝えしています。23日は「政治とカネ」です。

衆院選の争点の一つになった「政治とカネ」の問題。自民党の派閥が政治資金パーティーの収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、議員側に「キックバック」していた問題が発端でした。

今年6月、パーティー券の購入者の公開基準額を「20万円超」から「5万円超」に引き下げることなどが盛り込まれた改正政治資金規正法が成立しました。

(80代)「自民党の裏金問題ばかり言っている。減税や消費税。政策で議論してほしい」

(30代)「よく分からない。分かりやすい政策を訴えてくれる人を支持したい」

(70代)「明朗会計で行くべき。使うのはいいが、何に使ったのかみんなが分かるようにすれば問題ない」

自民党は裏金問題にかかわった議員を公認しなかったうえ、比例重複の立候補も認めず、今回の衆院選に臨みました。「政治とカネ」をめぐる石破政権の対応を候補者はどう評価しているのでしょうか。

鹿児島1区

鹿児島1区に立候補した3人は。

(昇拓真候補 参政・新)「若者も政治への不信感はどんどん募ると思う。明確な期日、ルールを決めてしっかり申告しろと。企業献金もなしにして個人献金のみに絞り、本当に日本を変えたい、託したいという人からのみ献金を受けるように」

(宮路拓馬候補 自民・前(3))「非公認、比例重複への名簿登載を認めない処分が下された。非常に厳しい処分を下し、自浄作用を発揮した。そういうことを選挙戦を通じて有権者に訴え、自民党が生まれ変わる姿を伝えたい」

(川内博史候補 立憲・比例前(7))「選挙を経てもう忘れさせようという姿勢が明らか。解散から公示までが6日間。連休を3日挟むという非常識な日程そのものが石破政権の限界を象徴している。そういう意味でも何が何でも政治を変えていかなければならない」

鹿児島2区

鹿児島2区の5人の主張です。

(矢竹ゆかり候補 参政・新)「裏金問題、社会で大騒ぎしているが、あってはならない。政党助成金も160億円ぐらい自民党はもらっている。それで足りないのか。国民の怒りを訴えていきたい」

(松崎真琴候補 共産・新)「自民党は裏金事件についても真相解明にふたをし、追及から逃れる立場をとっている。大きく変えるためには企業団体献金を禁止すること、政党助成金を廃止することが必要だと思っている」

(三反園訓候補 無・前(1))「政治への不信が高まっている。国民の思いに本当に政治が応えているのか。応えないといけない。旧統一教会、政治とカネの問題。国民が今何を求めているのか。そこをもとにして政治改革を進めていかなければならない」

(辻健太郎候補 維新・新)「基本的にしっかりと開示していくべき。何が起こったのか開示する。そのスタンスが足りていない。政治団体献金、政策活動費の廃止であり。迅速にこの問題の根源を解決したい」

(保岡宏武候補 自民・比例前(1))「同じ仲間を公認しないとか重複立候補させずに厳しい状況に置きたくない。それをあえて今回、一人一人が説明責任を果たし、自民党もけじめをつけなければならない」

▶衆院選争点企画「政治とカネ」候補者12人の主張(2)に続く

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