鹿児島県警は、県内の70代女性がうそ電話詐欺で1億2000万円の被害にあったと発表しました。
県警によりますと、およそ1億2000万円をだまし取られたのは、県内の70代の女性です。今年7月下旬、警視庁の警察官を名乗る男から固定電話に電話があり、SNSのLINEでつながりました。
その後、LINEで警察手帳の画像が送られてきたため女性が信用すると、男からLINE電話で「あなたは詐欺事件の重要参考人です。あなたの預金が犯罪に使われているため、紙幣番号を確認する必要がある」などと言われ、現金を要求されました。
女性は、およそ1億2000万円を2か月の間に11回にわたって、東京都内の複数か所に宅配便で送り、だまし取られました。
県警は、会ったことのない相手からの現金の要求に関しては詐欺を疑い、家族や警察に必ず相談してほしいとしています。
また「+1」や「+44」などから始まる国際電話をつかった詐欺も増えているとして、注意を呼びかけています。