鹿児島県西之表市の馬毛島で進む自衛隊基地の滑走路工事現場で、男性作業員が穴に落ちて死亡した事故を受け、一時中止していた工事が29日午後、再開されました。
この事故は、馬毛島で進む自衛隊基地の滑走路工事現場で今月18日夜、ショベルカーに乗っていたスリランカ人の男性作業員(43)が、縦横およそ13メートル、深さおよそ4メートルの雨水を貯める穴にショベルカーごと転落し、死亡したものです。
国土交通省は工事を中断し、原因を調査していましたが、責任者が男性に作業内容を正しく伝えていなかったことや、本来、周囲に設置すべき堤防が設置されていなかったことなどが分かり、再発防止策がまとまったため、29日午後から工事を再開しました。
工事再開を受けて、県は28日、再発防止に取り組むよう国に申し入れました。