各地の話題をお伝えする「かごしま南北600キロ」、今回は棚田の風景です。
鹿児島市郡山町の八重地区です。甲突川の源流域にあたり、急傾斜地に棚田が広がっています。標高677メートル、およそ240枚からなる石積みの田んぼは、美しい棚田で知られています。
この日は、秋晴れ。農家は稲刈りや掛け干しに家族ぐるみで精を出していました。あぜ道にはヒガンバナが咲き、彩を添え、チョウが舞っていました。
昔ながらの田んぼの掛け干し。いまではこうした風景が消えつつあります。
「桜島が遠望できる素晴らしい眺め。残しておきたい風景だ」と、撮影したふるさと特派員・小島忠義さんは話していました。