続いては海と日本プロジェクトです。きょうは、鹿児島の小学生も出場した海の研究のコンテストです。
東京で行われた海洋インフォグラフィックコンテスト。
全国の小学生から海に関する研究レポートを募集し選ばれた9人が、プロのデザイナーとタッグを組みインフォグラフィックポスターを制作して内容をプレゼンする大会です。
出場者の中には、鹿児島の小学生も
(今西奏大さん 鹿児島)
「阿久根の海は以前は、藻場が広がるウニや魚の天国だった。急激に増えたウニが藻を食べつくす『磯焼け』により、ゴツゴツした岩場ばかりになってしまった」
小学4年生の今西奏大さんは阿久根市の海などで問題になっている「磯焼け」について研究しました。
阿久根市では増えすぎたウニを駆除する取り組みを行っていますがその駆除したウニを生かそうと地元の水産加工会社「尾塚水産」がウニの殻を高温で焼いて粉末にし、ウニ殻カルシウムを開発しました。ウニ殻カルシウムは、様々な食品に生まれ変わっていますが今回、今西さんは新しいメニューを作りました。
「ぼくも阿久根の海のために何か行動を起こしたい!と思いました。阿久根の特産品である華アジをウニ殻カルシウムを使ってフライにした『阿久根イイネ!のお宝フライ』を提案した」
これまでいらないとされていたものを生かす取り組みをプレゼンした今西さん。
結果発表です
「未利用なんて言葉はいらない!”悪者”をヒーローにするのはぼくたちだ!」
今西かなたさんです!おめでとうございます。
(今西奏大さん)
「どんなものでも使い方は見つかる。未利用などと決めつけずに一生懸命考えていくことが大切」
今回、制作されたポスターは、これから全国各地で展示会を行うということです。
海と日本プロジェクトイン鹿児島は日本財団が推進する海と日本プロジェクトの取り組みの一環として行っています。