出水市の荒崎地区で野鳥のねぐらの水から高病原性鳥インフルエンザが検出されました。県内で今シーズン初の高病原性ウイルスの確認です。
県によりますと、今月4日に出水市の荒崎地区で採取した野鳥のねぐらの水を検査した結果、8日、高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1亜型が検出されました。これを受けて県は8日今後の対応などを検討しました。
今シーズン、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは全国で26例目で県内では初めてです。これまでに県内の家畜農場で異状は確認されていないということです。
(県家畜防疫対策課 藏薗光輝課長)「大変強い危機感を感じている。畜産関係者・団体・生産者一体となって高い防疫意識を持って、農場への侵入防止に万全を期して参りたい」
県は検出されたねぐらの周辺10キロ圏内を国が野鳥監視重点区域に指定し野鳥の監視を強化するなど対策を取るとしています。