与論町では8日午後、時間雨量139ミリの猛烈な雨を観測しました。気象庁は与論町に記録的短時間大雨情報を発表し、土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。
奄美地方では暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となっていて、解析雨量で与論町付近では8日午後1時半までに時間雨量120ミリ以上の猛烈な雨となり、県の雨量計でも139ミリを観測し、気象庁は与論町に記録的短時間大雨情報を出しました。
土砂災害の危険度が非常に高まっているとして、県と気象庁は与論町に警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報を発表しました。与論町によりますと、町内の道路20か所が冠水し、床上・床下浸水の情報も入っているということです。
大雨はその後も続き与論町では8日正午から午後8時までの総雨量が337.5ミリとなり、平年の11月ひとつき分の3倍近い雨が降ったことになります。9日午後6時までに予想される24時間雨量は奄美南部、奄美北部ともに120ミリです。
気象庁は土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。