記録的な大雨により与論町には大雨特別警報が継続中です。最大級の警戒が必要です。
与論町付近では、9日午前1時すぎ、1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとして、記録的短時間大雨情報が発表されました。その後、大雨特別警報も発表され、災害発生の危険度が急激に高まっています。
与論町では7日からの総雨量が1年間に降る雨の3分の1にあたる609ミリに達していて、これまでに床上浸水が19棟、床下浸水が8棟、確認されています。
町内の牛舎も水没し、畜産農家は牛を避難させるなど対応に追われました。
(与論町総務企画課 龍野勝志課長)「車も水没して車を乗り捨てて避難したというケースも聞いた、これまでにない大雨だった」
また、商店街も軒並み浸水し、スーパーでは、冷凍庫が倒れ、棚の商品も床に散乱していました。
夜が明けて雨が小康状態になると、復旧作業に取り掛かっていました。
(町民)
「きのうの夜中の豪雨は激しくて、実家にいたが、怖かった」
「1メートルの高さまで水が入った」
気象庁は土砂災害、低い土地の浸水に最大級の警戒を呼び掛けています。