大阪の花園ラグビー場を目指す全国高校ラグビー鹿児島県予選決勝は、鹿児島実業と鹿児島工業の伝統校同士の対戦となりました。
去年と同じ対戦カードとなった決勝戦。先手をとったのは、去年の王者・鹿児島実業でした。前半1分、6番・フランカー原口が出足鋭く相手のキックをチャージ。先制します。
一方、雪辱に燃える鹿児島工業もすぐに反撃。前半7分、4番・キャプテン岩城がラインアウトから左隅にトライ。同点に追いつきます。さらに工業は、前半16分にもゴール正面のラックから左サイドに展開し、14番ウイング・西田がトライし、逆転に成功します。
このあと、両チームとも1トライずつ取り合って、15対10、工業のリードで試合を折り返します。
後半は、鹿実が反撃にでます。1点差に追い上げ、迎えた後半22分。左サイドでのスクラムから9番・スクラムハーフ大田が自ら持ち込みトライ。24対18とついに逆転します。
一方、粘る工業も終了間際、鹿実ゴール前に再三、迫りますが、ゴールラインまで迫りながら、鹿実の緑の壁に阻まれます。最後は工業が反則を犯し、万事休す。
24対18で鹿実が逃げ切り、2年連続の優勝を飾りました。
(鹿児島実業 小嶋悠照キャプテン)「もっとチームの力を上げて、花園で勝ち上がっていけるようがんばりたい」
優勝した鹿実は、年末に大阪・花園ラグビー場で開催される全国大会へ出場します。