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「人がうつぶせで車の下に…」歩道に車乗り上げ死亡事故 目撃証言で振り返る“現場でなにが?”

MBC南日本放送 2024年11月12日 19時47分

11日の事故は、帰宅時間とも重なり人や車の通りが多い時間帯に起きました。11日の状況について現時点でわかっていることをまとめました。

警察や目撃者の証言によりますと、84歳の女性が運転する車は高麗町から二中通り交差点に侵入して右折。この時、交差点を渡っていた、いずれも鹿児島市に住む48歳の女性と22歳の女性をはねました。

そのあと、道路わきにあったガードパイプを突き破り、歩道にいた姶良市東餅田の会社員・今西和隆さん(37)と32歳の妻がはねられました。

この事故で、横断歩道ではねられた48歳の女性が意識不明の重体、22歳の女性は左うでの打撲。歩道にいた今西さんは搬送先の病院でおよそ2時間半後に死亡、32歳の妻は右足を骨折するなどの重傷です。

事故当時、歩行者側の信号も、女性の運転する車側も青だったとみられています。車を運転していた鹿児島市の84歳の女性は胸の骨を折り、病院で手当てを受けています。

現場に居合わせた人は、事故直後の様子を次のように証言しています。

(居合わせた人)「地震のようなドンという音がした。(道路に)人がうつぶせになっていて、車の下に人が倒れたまま。半分下敷きになったような感じで、消防・警察が車を動かして出していた」

現場のすぐ近くにある整骨院の従業員も、事故の衝撃音を聞いていました。

(整骨院スタッフ)「メキメキと音がした後に、ドンという音がして自転車が倒れる音がした。何事かと見に行ったら、車が突っ込んでいる状況だった。ガラスが割れたのと、のぼり・排水管が被害にあった」

事故の時間は帰宅ラッシュと重なり、近くのスーパーには買い物をする客も多く、歩道の人通りも多い時間帯でした。

こちらは84歳の女性が交差点に侵入したルートを、事故のおよそ3時間後に車で走ったときのドライブレコーダーの映像です。このとき、車道と歩道の間にガードパイプはありません。車がガードパイプを突き破り、衝撃で外れてしまったとみられます。

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