非常に強い台風25号はフィリピンの東を北よりに進んでいて、16日(土)以降に沖縄地方に接近し、その後19日(火)ごろにかけて沖縄の南に停滞する予想です。進路や速度によっては19日(火)以降も沖縄地方や奄美地方で影響が長引くおそれがあります。19日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載していますが、進路が定まっておらず、予想は大きく変わる可能性があります。
気象庁によると、非常に強い台風25号は14日9時にはフィリピンの東にあって、1時間に20キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は940ヘクトパスカル、最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルです。
台風25号は、14日21時には非常に強い勢力でフィリピンと台湾の間のバシー海峡に北上し、1時間に20キロの速さで北西に進み、中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルと予想されます。
15日9時にはフィリピンと台湾の間のバシー海峡で、非常に強い勢力から強い勢力となり、1時間に15キロの速さで北西に進む予想です。中心気圧は960ヘクトパスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルと予想されます。
16日9時にはバシー海峡で勢力を落とし、強い台風ではなくなり、ゆっくりとした速さで北に進む予想です。中心気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルと予想されます。
17日ごろには沖縄の南を北上
17日9時には沖縄の南にほとんど停滞し、中心気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されます。
18日9時には沖縄の南にほとんど停滞し、中心気圧は1008ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルと予想されます。
台風が予報円の中心を進むと、19日9時には八重山地方の南で熱帯低気圧に変わり、沖縄の南にほとんど停滞する予想です。台風ではなくなりますが、活発な雨雲や風の影響で、沖縄地方や奄美地方では大荒れとなるおそれがあります。また、予報円が大きく進路は定まっていません。今後の台風情報や気象情報に注意してください。