強い台風25号は、台湾とフィリピン間のバシー海峡を北よりに進んでいます。17日(日)には沖縄の先島地方の南海上に進む予想です。その後、熱帯低気圧に変わる予想ですが、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になる見込みです。進路などによっては、沖縄本島地方では16日から17日頃にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。また、先島諸島では17日頃は大しけとなるおそれがあります。19日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載していますが、予想は大きく変わる可能性があります。
気象庁によると、強い台風25号は14日18時にはバシー海峡にあって、1時間に20キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルです。
台風25号は、15日6時には強い勢力でフィリピンと台湾の間のバシー海峡を1時間に20キロの速さで北西に進み、中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルと予想されます。
15日18時には強い勢力のまま、バシー海峡を1時間に15キロの速さで北北西に進む予想です。中心気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルと予想されます。
16日15時にはバシー海峡で勢力を落とし、強い台風ではなくなり、ゆっくりとした速さで北北東に進む予想です。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルと予想されます。
沖縄地方は警報級の大雨おそれ 気象庁の防災事項は
17日15時には沖縄の南にほとんど停滞し、中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されます。
18日15時には沖縄の八重山地方の南で熱帯低気圧に変わり、ほとんど停滞する予想です。台風ではなくなりますが、活発な雨雲や風の影響で、大気の状態が不安定となり沖縄地方は荒れた天気になりそうです。19日(火)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載していますが、予想は大きく変わる可能性があります。
【気象庁の防災事項】
沖縄本島地方では16日から17日頃にかけて、雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となるおそれがあります。先島諸島では、14日からうねりを伴い波が高くなり、16日からしける見込みです。高波に十分注意してください。台風の進路等によっては、17日頃は大しけとなるおそれがあります。
宮古島地方では、15日は海岸や河口付近の低い土地では高潮による浸水や冠水に注意してください。