薩摩川内市の70代女性から現金およそ200万円をだまし取ったとして、神奈川県横須賀市に住む自称・タトゥーデザイナーの男(18)が詐欺の疑いで逮捕されました。
県警によりますと、男はほかの犯人と共謀して、去年11月下旬から12月上旬にかけて、薩摩川内市に住む70代女性の自宅の固定電話に、建設会社の従業員になりすまし「老人ホーム入居権の名義を貸してほしい」と電話をかけました。
その後、今度は「名義貸しは犯罪である。問題解決のため現金を送付する必要がある」などといい指定した東京都内のアパートの一室に現金およそ200万円を宅配便で送らせ、だまし取った疑いが持たれています。
去年12月、女性から預金口座の凍結に関する相談を受けた金融機関が不審に思い警察に通報しました。女性は男と面識はありませんでした。
警察は男の認否について「捜査に支障がある」として、明らかにしていません。警察は、他にも共犯者がいるとみて、捜査しています。