昭和天皇の弟の三笠宮さまの妻で皇室最高齢101歳の三笠宮妃百合子さまが15日朝、老衰のため逝去されました。鹿児島からも悲しみの声が聞かれました。
宮内庁は15日午前、三笠宮妃百合子さまが老衰のため、逝去されたと発表しました。
百合子さまは大正12年、1923年生まれで、1941年、18歳のとき、昭和天皇の弟の三笠宮さまと結婚されました。
この映像は1967年、鹿児島を訪れた時の百合子さまです。三笠宮さまとともに日本西洋史学会に出席されました。
1984年にも三笠宮さまと鹿児島を訪問し、鹿児島市を中心に開かれた全国レクリエーション大会の式典に出席されました。
大正、昭和、平成、令和と1世紀を歩まれた百合子さまの逝去に、市民らからは悼む声が聞かれました。
(50代)「天寿を全うされた。結婚してすぐに戦争がはじまり、いろんな時代を過ごしてこられた」
(50代)「庶民の私たちに親近感をもって接していただいた。悲しい気持ちにはなったが元気でお過ごしいただいた」
(50代)「社会貢献の活動をされて、皇室の役目を果たされていた」
(80代)「ありがとうございましたというしかない。寂しくなる」
百合子さまの逝去を受け、県ではあす16日から20日まで県庁と熊毛支庁、大隅支庁に記帳所を設けます。