鹿児島市中心部で今月11日、車が歩道に乗り上げ、4人をはねた事故で、警察は18日、運転していた女を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。「ブレーキを踏むつもりが、誤ってアクセルを踏んでしまいました」と容疑を認めているということです。
過失運転致死傷の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市下荒田4丁目のクリーニング業・吉﨑順子容疑者(84)です。
鹿児島中央警察署によりますと、吉﨑容疑者は今月11日、鹿児島市下荒田1丁目の交差点を乗用車で右折する際、横断歩道を歩いていた女性2人をはねた後、歩道に乗り上げ、歩いていた夫婦をはねた疑いがもたれています。
姶良市の今西和隆さん(37)が死亡し、32歳の妻が大けがをしました。一時、意識不明だった鹿児島市の48歳の女性は意識は戻ったものの現在も入院中です。
吉﨑容疑者も骨折し入院していましたが、18日に退院し、警察が逮捕しました。
取り調べに対し、吉﨑容疑者は「私が人をはねる事故を起こしたことは間違いありません。ブレーキペダルを踏むつもりが、誤ってアクセルペダルを踏んでしまいました」と容疑を認めているということです。