高病原性鳥インフルエンザウイルスへの感染疑いがあるニワトリが確認された出水市の養鶏場について県は、この養鶏場のおよそ11万3000羽のニワトリの殺処分を終了したと発表しました。
県によりますと、今月、出水市高尾野町の採卵用の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いのあるニワトリが見つかり、県は20日から、この養鶏場のニワトリの殺処分を進めていました。
そして、22日午前8時までに、およそ11万3000羽すべての殺処分が完了したということです。
殺処分したニワトリは、養鶏場からおよそ4キロ離れた場所へ埋めると同時に施設内の消毒などの防疫措置も進められています。
県は、この農場から半径3キロ圏内を移動制限区域、3~10キロ圏内を搬出制限区域とし、制限区域付近に消毒ポイント6か所を設置して、消毒を行っています。
これまでのところ、10キロ圏内にある養鶏場で異常は確認されていないということです。