霧島連山の新燃岳で火山性地震が増加しています。活動がさらに高まった場合、気象庁は噴火警戒レベルを1から2の火口周辺規制に引き上げる可能性があるとしています。24日の現地調査では、特段の変化は認められなかったとしています。
新燃岳では火山性地震が増加していて、24日午後5時までの24時間で74回観測しました。またこの10日間で233回観測しています。
新燃岳の噴火警戒レベルの基準では、24時間で100回、10日間で300回を超えた場合、レベル1から2の「火口周辺規制」に引き上げることになっています。
気象庁は24日、機動調査班2人を新燃岳に派遣し調査しましたが、特段の変化は見られず、噴気も認められませんでした。また監視カメラや傾斜計、GPSによる観測でも特段の変化は認められないとしています。
気象庁は「今後、火山活動がさらに高まる可能性がある」として、今後の情報に注意を呼びかけています。
なお、気象庁によりますと、新燃岳は6年半まえの2018年6月27日以降、噴火していません。