老朽化のため建て替えが進められていた姶良市役所加治木支所の新しい庁舎が完成し、25日、開庁記念式典がありました。
加治木支所は、合併前の加治木町が旧加治木中学校の校舎を1982年から役場として使っていました。築60年以上が経ち、現在の耐震基準に満たないことなどから、おととしから敷地内におよそ16億円をかけて新たな庁舎を建設してきました。
25日は、市や工事関係者らが出席して記念式典が開かれました。
鉄骨2階建てで、延べ床面積が2593平方メートル。建物の一部には地元の「加治木石」を使用しています。会議や学習などに使える多目的室や講演会やスポーツなどで利用でき、災害時には避難所にもなる多目的ホールがあり、来年2月には図書館も開館します。
(訪れた市民)「今まで古い校舎で、職員の方たちも頑張ってきたから、良い所ができて良かった」
(姶良市・湯元敏浩市長)「交流の拠点、防災の拠点の役割をしっかりと果たしていきたい」
姶良市の本庁舎は今年5月に新しくなっていて、来年からは蒲生支所の庁舎建て替えの本格的な工事が始まる予定です。