放射線技師を目指す学生に正しく放射線の知識と科学的理解を深めてもらおうという講演会が鹿児島市で開かれました。
鹿児島市平川町の鹿児島医療技術専門学校で開かれた講演会は、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所事故による放射線被害を受けた福島県や放射線に関する正しい情報を知ってもらおうという環境省の「ぐぐるプロジェクト」の一環で開かれたものです。
講演会には、鹿児島医療技術専門学校で放射線技師を目指す学生、およそ70人が出席しました。
講師は、放射線技師を主人公にした漫画やテレビドラマの監修を務めた福島県立医科大学五月女康作准教授が務めました。
自身の経験を踏まえながら、「知識と技術に裏付けられた気づきと機転が目の前の患者の人生を変える」と話し、学生らに放射線の正しい知識を身に着ける大切さと放射線技師の仕事の重要性を説きました。
(鹿児島医療技術専門学校 東幸浩学科長)
「学校だけでは学べない、こういった貴重な機会をいただいたので、この知識を放射線の知識の幅を広げて頂いて、学んでいただきたいと思う」