鹿児島県警が「連絡ミスで2日間捜査が中断された」としている枕崎署員による盗撮事件について、県議会は来月、連絡を担っていた前の首席監察官を参考人招致する方針であることが分かりました。
県警では今年度、盗撮やわいせつ、捜査情報の漏えいで現職の警察官3人が逮捕・起訴され、有罪判決を受けています。
このうち枕崎署員による盗撮事件について、県警は「本部長の指示が枕崎署長に誤って伝わり、2日間、捜査が中断された」としています。
県議会の総務警察委員会では、これまでに野川前本部長らから話を聞いていますが、関係者によりますと、当時、本部長と枕崎署長との間の連絡を担っていた前の首席監察官で今の鹿児島中央署長を、来月中旬の総務警察委員会に参考人招致する方針だということです。当時の具体的なやりとりや経緯を聞く予定です。
なお、すでに退職している当時の枕崎署長にも出席を求めましたが、体調不良を理由に辞退したということです。