樟南高校野球部の創部70年を記念して、鹿児島市で27日、特別試合がありました。相手は永遠のライバル・鹿児島実業。「鹿児島伝統校対決」となった、その結果は…?
鹿児島市で27日に行われた「樟南高校野球部創部70年記念特別試合」。相手は創部106年の鹿児島実業です。ともに県内最多、20回の夏の甲子園出場を誇る両校による伝統の一戦を、2校とも全校応援で盛り上げます。
始球式には、2013年、夏の甲子園に出場した元樟南エースの山下敦大さんが登場。当時、鹿実の横田慎太郎さんとライバルとして投げあった投球で会場を沸かせました。
(樟南野球部OB 山下敦大さん)「新鮮で楽しかった」「(試合は)接戦がいい。緊迫した試合展開を期待して応援する」
試合が動いたのは3回表。鹿実がタイムリーヒットなどで3点先制します。
(レポーター)「樟南対鹿実の伝統校対決、追いかける樟南の応援には熱が入ります」
(樟南2年生)「同じクラスの竹下くんが出てるので応援している」
追いかける樟南は5回ウラ。その、7番・竹下のタイムリーヒットなどで3点を返し、同点に!
その後、樟南は7回ウラに2点を追加し逆転すると、なおも満塁のチャンス。
一方、ピンチが続く鹿実はここで、今年の育成ドラフトで中日から2位指名を受けた井上が登場。しかし樟南の勢いはとまらず、その後も得点を重ね、伝統校対決は、8対3で樟南に軍配が上がりました。
(樟南野球部 政野宏太主将)「楽しみながら自分たちのプレーができた。春に向けてもっと個々のレベルを上げて、チームでプレーできるようにしていきたい」