経済的な支援が必要な子どもを持つ家庭が、食料品や日用品の支援を無料で受けられる施設が霧島市にオープンします。「みんなの公共冷蔵庫」と呼ばれる取り組みで、県内では初めてです。
霧島市国分重久に完成した「みんなの公共冷蔵庫コミュニティフリッジきりしま」。
地域の商店や企業、個人が寄付した未開封の食品や洗剤・ティッシュなどの日用品を、24時間無料で受け取ることができます。霧島市内のひとり親世帯や就学援助を受けている家庭が対象で、来月1日から利用できます。
「みんなの公共冷蔵庫」は、これまでに全国に15か所設置されていて、鹿児島では霧島市が初めてです。
27日は、施設を運営する霧島市の社会福祉法人政典会の担当者らが出席し、開所式が開かれました。
(社会福祉法人・政典会 横須誠吾部長)「(老人ホームで)47年間高齢者介護、社会福祉に携わってきたので、私たちの足元である霧島市から事業を進めていきたい。利用者の方に自由に出入りしていただき、少しでも生活が楽になればいいと思う」
食品や日用品などの寄付は、専用サイトなどから事前登録すれば誰でもできるということです。