南九州市の放課後児童クラブで先月、男性支援員が小学3年生の男子児童の腕を強く引っ張るなどの不適切な行為をしたとして、市はクラブを運営する社会福祉法人に改善指示書を出しました。
南九州市によりますと、40代の男性支援員は先月25日、ほかの支援員の注意をまじめに聞いていなかったとして、床に座っていた男子児童を別室に連れて行こうと、腕を強く引っ張ったということです。
しかし男子児童が立ち上がらず、さらに床に横たわったため、男性支援員は腕をつかみながら、足でも体を押して、およそ2メートル離れた別室に男子児童を移動させたということです。男子児童にけがはありませんでした。
保護者や社会福祉法人から市に連絡があり、市は男性支援員や法人に聞き取りを実施。男性支援員は「感情的になって、力が強くなってしまった」と話しているということです。
市は不適切な行為に当たるとして、社会福祉法人に改善指示書を出し、改善計画を提出するよう求めています。