これから年末にかけ混雑が予想されるのが、デパートなどの商業施設です。にぎわう場所での火災を防ごうと、消防署長らが2日、鹿児島市内を巡回しました。
12月1日から30日までは、年末防火運動期間です。2日は、鹿児島市消防局の前田武史中央消防署長らが、市内の商業施設7か所を巡回しました。
このうち、山形屋では、7階から地下までをまわり、消火器や消火栓の管理状況や避難経路の確保ができているかを見たほか、防災警備室で防火管理体制の確認などを行いました。
(中央消防署 前田武史署長)「もしここで火災が発生したらどこに避難しようかなど、まずは自分で考え、火災が発生したら従業員の指示に従い、安全に避難してほしい」
消防によりますと、鹿児島市内で今年発生した建物火災は73件で、7人が亡くなっています。消防は、冬になると火災が発生しやすくなるとして、家庭でも防火設備の点検をしてほしいとしています。