鹿児島市で11日午前、ワゴン車が擁壁に衝突し、乗っていた高齢の男女2人が死亡しました。
鹿児島西警察署によりますと、11日午前9時半ごろ、鹿児島市上谷口町で、坂を下ってきたワゴン車がT字路交差点を直進し、正面の擁壁に衝突しました。
この事故で、運転していた日置市東市来町湯田の団体職員・宮前利則さん(72)と、近くに住む無職・新田キサ子さん(89)のあわせて2人が意識不明の重体で病院に搬送され、その後、死亡しました。助手席にいた鹿児島市の男性(75)は右手首の骨を折る大けがをしています。
（通報した人）「運転席と後部座席は意識がない状態だった」
（目撃者）「ものすごい音がして、ドーンと聞きなれない音がしたので、家から飛び出して来たら、車が壁に突っ込んでいた」
現場はJR薩摩松元駅から南におよそ1キロ離れた住宅街で、警察で事故の詳しい状況を調べています。