警察官になりすまして、鹿児島県内の女性から現金およそ2400万円をだまし取ったとして、千葉県の男が逮捕されました。女性はこの件を含めて、合計1億2000万円をだまし取られています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉県に住む無職・山本育椰容疑者(26)です。
県警によりますと、山本容疑者は今年7月から10月までの間、犯人グループと共謀して警視庁の警察官になりすまして、県内に住む70代の女性に「あなたの預金が悪いことに使われている。紙幣番号を確認する必要があるので現金を送ってください」などとうその電話をかけ、東京都内のアパートの空き部屋に現金およそ2400万円を宅配便で送らせ、だまし取った疑いがもたれています。
別の詐欺事件の捜査中に発覚したもので、防犯カメラなどから山本容疑者を特定したということです。
女性はこの件を含めておよそ1億2000万円をだまし取られていて、山本容疑者はアパートの住人になりすまし、現金を受け取った受け子とみられています。
県警は山本容疑者の認否について、「捜査に支障がある」として明らかにしていません。県警が共犯者について捜査しています。