子育て世代の悩みに、農産物の安定した生産。地域が抱えるこうした課題を若者のアイデアで解決していこうという、アイデアコンテストが18日、開かれました。
コンテストは毎年県が開催していて、統計データを使って鹿児島が抱える課題の解決方法を探ります。今回は高校生・大学生からなる7チームが参加しました。
鹿児島大学の学生からは、子育て世代の人たちがアプリに相談を投稿すると、同じ悩みを経験した人が相談に応じてくれるマッチング機能があるアプリの提案がありました。
(鹿児島大学3年 湯上穂乃香さん)「私たちも子育て世代になっていくが不安もある、不安を解消されるように、このアイデアを提案した」
また、指宿の特産品であるスナップエンドウの冬場の生産を安定させるために、ハウス栽培に温泉熱を活かすアイデアが発表されました。
(鹿児島県DX推進アドバイザー・東京都立大学 陳内裕樹客員教授)「データが物事を進める基本となることを、今のうちから考えられているということは、将来大変役に立つ」
コンテストの結果は1月下旬に発表され、県では出されたアイデアを政策の参考にするほか、自治体に提供します。