鹿児島市の中学校で絵本の読み聞かせがありました。読まれたのは、クリスマスにまつわる、奇跡のような話でした。
鹿児島市の甲南中学校では年に3回、授業が始まる前の朝の時間に生徒たちに絵本の読み聞かせをしています。
読み聞かせを行っているのは、地元を中心に活動しているボランティアグループ「せんだんの木の会」です。20年続けられています。
19日、3年3組で読まれた絵本。それは、第一次世界大戦の時、戦場で戦ったイギリス兵とドイツ兵たちのクリスマスの実話、「戦争をやめた人たち」です。
戦場に「クリスマスキャロル」の歌が響くという奇跡のような物語。絵本について生徒たちは…。
(生徒)
「中学生になって絵本を読む機会が少なくなっていたので、気持ちが落ち着くので、とてもいい時間」
「両親に夜寝る前に本を読み聞かせてもらったことを思い出す。中学校でも読み聞かせをしてもらえて本当にうれしい」
(せんだんの木の会 永濱睦子代表)「絵本にひとつでも届く言葉が合ったらいいなという思いで届けている。伝わってくれている気はする」
19日はこのほか、先月亡くなった谷川俊太郎さんの詩の朗読もありました。
※長濱さんの濱は「まゆはま」