県内では20日、火事が相次ぎました。薩摩川内市と鹿屋市であわせて2人が救急搬送されました。
警察や消防によりますと、20日午前10時すぎ、薩摩川内市御陵下町で「黒い煙が見える。火事ではないか」と通りかかった人から消防に通報がありました。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが、この火事で、無職・木元和久さん(76)の木造平屋の住宅と倉庫が全焼しました。
木元さんはひとり暮らしで出火当時は家にいて、顔や手足にやけどをしましたが、命に別状はないということです。
また、午前7時ごろには、鹿屋市下祓川町でも火事がありました。
この火事で、農業・上村一利さん(32)の木造平屋の住宅と倉庫兼車庫が全焼し、車2台とトラクター1台が焼けました。
上村さんはひとり暮らしで、煙を吸って病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。いずれの火事も、警察と消防が原因を調べています。
県によりますと、先月、県内では建物火災が25件発生し、去年に比べて4件増えています。
空気が乾燥する季節です。火の取り扱いにご注意ください。