来年夏の参議院議員選挙・鹿児島選挙区の公認候補をめぐる動きです。自民党は、元参議院議員の園田修光さんと、県議の外薗勝蔵さんの2人のうち、園田さんを公認候補とすると明らかにしました。一方の外薗さんは、無所属での出馬を模索する考えを明らかにしました。
(自民党公認候補・園田修光氏)「元気の出る鹿児島をこれから私は作っていきたい」
園田さんは鹿児島市出身の67歳です。県議を2期8年、国政では衆議院議員と参議院議員を合わせておよそ10年務め、自民党県連の顧問を務めています。
参院選の鹿児島選挙区をめぐっては、自民党現職の尾辻秀久さんが今期限りでの引退を表明していて、自民党県連は、元参議院議員の園田さんと、県議の外薗勝蔵さんの2人を党本部に推薦していました。
自民党県連は23日、党本部から園田さんを公認候補とすると報告を受けたということです。
選定理由について党本部は、園田さんの年齢や、党独自の情勢調査の結果、大票田の鹿児島市での支持が外薗さんより厚かったことを挙げています。
公認候補となることになった園田さんは24日、社会保障や教育に力を入れたいと意気込みを語りました。
(自民党公認候補・園田修光氏)「住んでいるところで教育も格差が出る、国がしないとならない仕事。どこに住んでいても教育を受けられる、医療も受けられる、介護も受けられる。このままの状態だと、お金持ちだけの財政力の豊かなところしか人が住めなくなる状態を是正していかなければならない」
一方、自民党県議団の推薦を受けていた外薗さんは、今回の決定について…。
(自民党・外薗勝蔵県議)「我々の声が党本部に届かなかったのかと残念な思いもあった。初期の目的は、県議団から参議院にという思いなので」
「(Q.立候補することもあり得る?)十分あるのではないかと思う。県議団と相談しながら決めていきたい」
外薗さんは、無所属での参院選出馬を模索する考えを明らかにしました。