口之島沖で今年4月、座礁したタンカーについて、船の撤去が来年5月ごろから始まることが分かりました。
この事故は今年4月、鹿児島県十島村の口之島沖で韓国籍のタンカーが座礁したものです。積み込まれていた化学物質の「シクロヘキサン」の海洋放出の作業は今年6月に完了しましたが、現場には3つに折れたタンカーの船体が残っています。
十管本部は24日の会見で、タンカーの撤去が来年5月ごろから始まると明らかにしました。民間の会社が行い、来年10月に完了する予定です。
(十管本部 村本克己・警備救難部長)「(船舶所有者に対して)引き続き船舶を早急に撤去するように指導していく」
座礁した原因について、十管本部は「タンカーが適切な進路をとっていなかった」とみています。