内部情報を漏えいしたとして逮捕、起訴されている県警の前の生活安全部長が、昇任試験の内容を漏えいした疑いで書類送検されました。
国家公務員法違反の疑いで26日、書類送検されたのは県警の前の生活安全部長本田尚志容疑者（61）です。
県警によりますと前部長は、県警の昇任試験の面接試験に関わる内容を受験前の警察官に漏らした疑いです。
前部長に試験内容を漏えいしたとして昇任試験に関わっていた現職警察官2人も地方公務員法違反の疑いで書類送検されました。県警は3人の認否について明らかにしていません。
県警は現職警察官のうち1人を26日本部長注意の処分にしました。
県警本部監察課は「捜査と調査の結果をふまえて厳正に対処した。引き続き情報管理の徹底に努める」とコメントしています。
前部長は警察の内部情報を記者に郵送したとして逮捕・起訴されていて、一連の捜査で今回の漏えいの疑いがわかったということです。
前部長は「前の本部長が不祥事を隠蔽しようとした」と主張していますが、前の本部長は隠蔽を否定しています。