屋久島の集落では正月行事の「鬼火たき」が行われ、1年間の無病息災と家内安全を願いました。
屋久島の春牧集落では、正月飾りの門松や竹などをしめ縄で巻いたやぐらが作られ、子どもたちが描いた鬼の絵が据え付けられました。
そして年男・年女の子どもたちが、弓で鬼を退治すると、やぐらに火がつけられました。
大きな音の正体は爆竹と島内に生えているウバメガシの枝が燃える音で、大きな音で悪霊を追い払います。
集落の人々は笹とウバメガシを火で焼いて、魔除けとして家に持ち帰ります。
(住民)「これだけ燃えれば十分。玄関に飾る」
(Q.どんな年にしたいですか?)
(住民男性)「いい年にしたいがミカンが不作。今年は期待できるんじゃないか」
鬼火たきのあとは、温かいぜんざいが振る舞われ、みんなで食べました。