全国一の取扱量を誇る鹿児島市の県茶市場で、恒例のかごしま茶の新春初取引がありました。
県茶市場の新春初取引会は毎年開かれているもので、農家などが保管していた去年の茶が取引されます。今年は22の卸業者が入札しました。
去年は三・四番茶がよく売れたため、7日に取引されたのは去年のおよそ半分の3.4トンでした。卸業者は並べられた茶葉を手に取り、香りや色を確かめていました。
(卸業者)「保管もよく品質も保たれていいと思う」
(卸業者)「ここから春に向けて販売できたらいい」
(県茶業会議所・光村徹専務理事)「令和7年産の茶が天気にも恵まれて、いいお茶が生産されることを願っている」
7日の入札総額は444万円余りで、1キロ当たりの平均単価は去年より270円安い1614円でした。最も高かったものは2万255円で、去年を15円上回りました。
県茶市場の次の本格的な取引は、4月初旬の新茶のシーズンです。