鹿児島県関係の国会議員に新年にかける抱負などを聞くシリーズ「国会議員 新春に語る」。2回目は、衆議院鹿児島3区選出で立憲民主党の野間健議員です。
【川内原発】
(小薗秀汰キャスター)「3区と言えば原発が最大課題、新エネルギー基本計画で原発を最大限活用方針へ、2号機の延長期間入りもあるが」
(立憲民主党 野間健衆議院議員)「いままで従来60年というのが40年プラス20年、安全性が確認されれば20年、60年がひとつの原発の寿命だった。これが安全であれば80年・100年までできるとなれば、これはいささかどうかなと。
人間でも60歳と80歳100歳の人、おのずと健康な方でも寿命がある。そのままやっていいのかというのは大きな疑問を持っている」
(Q.3号機は?)「九州については一昨年、太陽光発電があまりに電力ができすぎて、原発5基分の出力抑制をしている、電気を捨てなければいけなかったという事態も起きている。
本当にどれだけ電力が必要なのか、もちろんデータセンターを作ったり、いろいろ電力需要が増えるとの説明も分かるが、もっと蓄電とか電力が足りなければ本土側に送っていくとか、そういったことをまず考え・論証して、それから次のことを考えるべきではないか」
【衆参ダブル選挙の可能性も】
(小薗秀汰キャスター)「ことしは衆参ダブル選挙の可能性も。考えは」
(立憲民主党 野間健衆議院議員)「石破総理も言ったように、予算が通らなかったり、重大問題で与野党の対立が先鋭化した場合は参議院選挙もあるので、同時に解散して民意を問うということになると思う。
その場合は当然7月の参議院選挙と同時にやるということが想定される。我々もそれに対しては受けて立って戦う。
昨年の衆院選で私たち地方で戦った者としてはなかなか少子高齢化・人口減少・一次産業の衰退、こういったものが30年間止まってきていなかったということが大きな、与党が負けた原因と思っている。
これを立て直していくということが、特に鹿児島県にとっては一番重要な課題ではないかと思う」
【今年の漢字】
(小薗秀汰キャスター)「今年のキーワードを」
(立憲民主党 野間健衆議院議員)「私の政治信条・生活信条として『誠』。真実を求めていくという気持ち。SNSなどのフェイクニュースとかいろいろな問題もあるが、やはり真実を誠を貫いていくというのが政治の役割なので、その原点を忘れずに頑張っていきたい」