桜島フェリーに不審者が現れた想定で、鹿児島市船舶局と鹿児島海上保安部が合同訓練を行いました。
2年ぶりに行われた合同訓練には鹿児島海上保安部や桜島フェリーの乗組員などおよそ60人が参加しました。
フェリーの乗組員は鹿児島海保の担当者から不審者への対応として「相手と距離をとり声をかけて落ち着かせる」ことや、腕をつかまれた場合などの対処法について指導を受けました。
(桜島フェリー乗組員)
「きょう受けた訓練をもとに日頃の業務にいかしていけるように、目線とか、日頃巡視をする目線などに取り入れていければと思った」
(鹿児島海上保安部警備救難課 半沢優課長)
「まずはしっかりと自分自身の安全を確保して時間をかせぐ、われわれが到着するまで時間をかせいでいただくのが重要」
鹿児島市船舶局によりますと、これまでにフェリー内で不審者や不審物が見つかった事例はないということですが、「今後も訓練を行い、安心安全な運航に努めたい」としています。