去年、運輸業界は、労働時間の規制強化に伴う人手不足、いわゆる2024年問題に揺れました。鹿児島県内の企業トップらは今年の先行きをどう見ているのか?天気になぞらえて聞きました。
8日、鹿児島市で開かれた運輸業界の賀詞交歓会。県内のトラックやバス・タクシーなど、運輸関連の企業・団体のトップらおよそ180人が出席しました。
燃料高騰に人材不足、2024年問題など課題が山積する運輸業界。業界関係者はことしをどう見ているのでしょうか。
(鹿児島市・富士運送 黒木一正社長)「(2024年は)今までやってきた形を変えないといけないことに直面した。改善しないといけないことがたくさんある。今の段階では曇りかなと感じている」
(鹿屋市・大姶良運送 福永寿一社長)「今のままいくと雨。一次産業で成り立っている県なので、消費地に運ばないと漁師も成り立たない。現状でいくと雨だが、せめて曇りまでもっていきたい」
バスやタクシー会社のトップは…
(JR九州バス 森部毅社長)「会社・業界としては何としても雲を取り払って晴れに持っていきたい。地元の人にいかに必要とされるか、地域にとって我々はどうあるべきなのか、もっと一生懸命やっていければ」
(伊佐市・下小薗タクシー 下小薗充社長)「これかな、曇りだと。観光客は増えると思うが、伊佐市は限界集落を抱えている地域で、観光も曽木の滝だけ。そういう意味ではあまり影響がない。県全体は良くなっていくと思う」
それぞれの課題を抱えながら、2025年がスタートしました。