北朝鮮による拉致被害者市川修一さんの兄・健一さんが、中学校で講演し、生徒たちに拉致問題への理解を呼びかけました。
(修一さんの兄 市川健一さん)「私たちが一番恐れているのは風化すること」
鹿屋市の高隈中学校では、北朝鮮に拉致された市川修一さんの兄、健一さんと妻の龍子さんが、講演しました。
事件から46年が経過し、市川さんは生徒たちに「風化させないために拉致問題の話をしてほしい」と訴えました。
(修一さんの兄 市川健一さん)「拉致問題というのがあった、解決していなかったんだと言われるようになったら拉致問題は解決しない。拉致の話をして私たちと世論を高めていってもらえればありがたい」
(生徒)「考えさせられるものがあった。今後は親に感謝していろいろなことを頑張りたい」
中学生などに向けた市川さんの講演は今後も続けられます。