7月の任期満了に伴う参議院選挙の鹿児島選挙区に、自民党現職の尾辻秀久さんの三女・尾辻朋実さんが無所属で立候補する意向を固めました。
※尾辻さんの「辻」は、一点しんにょう
尾辻朋実さんは鹿児島市出身の43歳です。今期限りでの引退を表明した尾辻秀久前参議院議長(84)の三女で現在、秘書を務めています。
定数1の参議院鹿児島選挙区を巡って、尾辻さんは去年、自民党県連の公認候補予定者の公募に応募したものの、選考から漏れていました。
夏の参院選には無所属で立候補する意向で、MBCの取材に対し、尾辻さんは、「父からは『応援はできないが、挑戦するなら全力を尽くすように』と言われた。社会保障の充実や自殺対策などに取り組みたい」などと決意を語りました。
尾辻さんの立候補の意向を受け、立憲民主党県連が、あす13日の常任幹事会で尾辻さんを推薦することで調整しており、近く党本部に申請する予定です。
このほか夏の参院選には、自民党が、すでに元職の園田修光さん(67)を公認することを決めています。