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神村女子サッカー頂点は遠けれど、らしさ見せ準優勝 「指宿が育てた友情」同郷対決も 鹿児島

MBC南日本放送 2025年1月13日 15時45分

全日本高校女子サッカー選手権は、12日決勝があり、鹿児島代表の神村学園が藤枝順心と対戦しました。

3年ぶり、4度目の優勝を目指す神村学園。選手は緊張した面持ちで会場入り。3700人の観客の中には鹿児島から応援に来た保護者や在校生もいました。

決勝の相手は、去年のインターハイ覇者で、3連覇を目指す、藤枝順心です。

試合は序盤から藤枝が押し込み、神村は前半4分に先制を許すと、続く12分には、コーナーキックから失点。磨いてきた「繋ぐサッカー」を見せたいところですが、パスを奪われしぶとく相手に食らいつくと、徐々にボールを持つ時間が増えるように。

しかし、決定機を作るには至らず、3対0で試合を折り返します。
けがにより、3回戦以降キャプテン不在で勝ち上がってきた神村。

後半、キャプテンマークは、DFの児玉に。

「自分がやるしかない思いを背負ってピッチに立った」
粘りのディフェンスを続け、ピンチを防ぎます。

そして12分。児玉からタテにパスを繋ぎ、ボールは原口へ。
その後もゴールに迫った神村ですが19分、41分と失点。

5対0で敗れ、全国優勝には届きませんでした。

(神村3年 岡部光流主将)
「このチームでここまで来られてよかった。(後輩には)この結果を越えてリベンジしてほしい」

(神村2年 原口鈴音選手)
「今までの人たちの思いも背負ってこのノエビアに帰ってきたい」

【同郷の2人】

神村学園3年・森田こころ選手と藤枝順心2年・尾辻夏奈選手。二人とも鹿児島県指宿市出身です。

(神村3年 森田こころ選手)
「同い年のように思っていたライバル」

(藤枝順心2年 尾辻夏奈選手)
「背中を見て頑張っていた。ついていってた」

高校入学後、12日にはじめて試合で戦いました。

(藤枝順心2年 尾辻夏奈選手)
「(森田選手が)うまくなっていた」

(神村3年 森田こころ選手)
「(尾辻)夏奈らしいゴール。いいところに、いつもいる」

(神村3年 森田こころ選手)
「来年は神村が勝つ」

(藤枝順心2年 尾辻夏奈選手)
「いや来年も勝ちます」

(神村3年 森田こころ選手)
「サッカーやっていれば、いつかまた会う。(尾辻選手より)自分が上手くなっていたい」

(藤枝順心2年 尾辻夏奈選手)
「自分が上手くなっています」

同じふるさとでサッカーをはじめ、全国の舞台で対決したふたりのサッカー人生は続きます。

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